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COP15に参加して

大阪府生協連 小山正人

まず今回、COP15への参加と、貴重な経験が出来たこと大変光栄でした。お送りいただいた皆様に感謝いたします。
また、現地でお世話いただいた皆様、そして共に行動した代表団の皆様、本当にありがとうございました。
今回のCOP15ネットワーク関西代表団には、近畿の生協から、13生協19名が参加しました。メンバーも役員、大学生(院生)、大学教授、職員と多種多彩な構成によるものでした。
大阪の生協からは、大阪府生協連を含め9生協13名が参加しました。生協陣営では京都のCOP3以来の盛り上がりとなったのではないでしょうか。これも、地球温暖化問題が、もう待ったなしの状況にきていること、その中で、生協も事業体としてのCO2削減の取り組みや、運動体として様々な環境活動の推進など、生協に対する社会的役割への期待の表れでもあると考えます。
COP15はポスト京都議定書の交渉期限として、世界から注目される会議でした。COP史上最大の登録人数となったと現地でお聞きしました。そのことは私たちの現地行動を大きく制約する結果ともなりました。
COP会場ではセキュリティの厳しさから、大きすぎる横断幕は持ち込めずに入場を拒否されたり、会議後半からは大規模な入場者制限が導入されました。私自身は滞在期間中1日しかCOP会場に入ることが出来ませんでしたが、そのわずかな時間の中でも、世界各国・各民族が一堂に会している場に居られたことは、私にとって素晴らしい体験となりました。
今回の行動でもっとも感動したのはNPO主催のパフォーマンスに参加できたことです。日本では絶対に出来ない、コース上を完全に車両通行止めにしての大パレードには本当に鳥肌が立ちました。
世界が注目したCOP15でしたが、十分な成果を上げることが出来ませんでした。一昨年来の「世界同時不況」は、COP15の結果にも大きく影響していると感じました。
また日本政府は、「政権交代」による霞が関の混乱、検証不十分な中での鳩山首相の「25%削減」発言等、この分野でも日本の方向性が見えない状態でCOPに臨んでいるのではと思ってしまいました。交渉をリードするどころか、逆に停滞させていると受け止められ、不名誉にも「化石賞」を受賞したそうです。
国際会議で法的数値目標を合意するには、まず国内においての議論を深め、それを通じての政策の合意や具体化な仕組みやシナリオづくりが重要であるとあらためて認識しました。
大阪府生協連 小山正人

まず今回、COP15への参加と、貴重な経験が出来たこと大変光栄でした。お送りいただいた皆様に感謝いたします。
また、現地でお世話いただいた皆様、そして共に行動した代表団の皆様、本当にありがとうございました。
今回のCOP15ネットワーク関西代表団には、近畿の生協から、13生協19名が参加しました。メンバーも役員、大学生(院生)、大学教授、職員と多種多彩な構成によるものでした。
大阪の生協からは、大阪府生協連を含め9生協13名が参加しました。生協陣営では京都のCOP3以来の盛り上がりとなったのではないでしょうか。これも、地球温暖化問題が、もう待ったなしの状況にきていること、その中で、生協も事業体としてのCO2削減の取り組みや、運動体として様々な環境活動の推進など、生協に対する社会的役割への期待の表れでもあると考えます。
COP15はポスト京都議定書の交渉期限として、世界から注目される会議でした。COP史上最大の登録人数となったと現地でお聞きしました。そのことは私たちの現地行動を大きく制約する結果ともなりました。
COP会場ではセキュリティの厳しさから、大きすぎる横断幕は持ち込めずに入場を拒否されたり、会議後半からは大規模な入場者制限が導入されました。私自身は滞在期間中1日しかCOP会場に入ることが出来ませんでしたが、そのわずかな時間の中でも、世界各国・各民族が一堂に会している場に居られたことは、私にとって素晴らしい体験となりました。
今回の行動でもっとも感動したのはNPO主催のパフォーマンスに参加できたことです。日本では絶対に出来ない、コース上を完全に車両通行止めにしての大パレードには本当に鳥肌が立ちました。
世界が注目したCOP15でしたが、十分な成果を上げることが出来ませんでした。一昨年来の「世界同時不況」は、COP15の結果にも大きく影響していると感じました。
また日本政府は、「政権交代」による霞が関の混乱、検証不十分な中での鳩山首相の「25%削減」発言等、この分野でも日本の方向性が見えない状態でCOPに臨んでいるのではと思ってしまいました。交渉をリードするどころか、逆に停滞させていると受け止められ、不名誉にも「化石賞」を受賞したそうです。
国際会議で法的数値目標を合意するには、まず国内においての議論を深め、それを通じての政策の合意や具体化な仕組みやシナリオづくりが重要であるとあらためて認識しました。