大阪府生協連では、昨年に引き続き、会員生協・他府県生協と共同して、東日本大震災の被災地支援の活動をすすめています。既に実施済も含め、今年度の取り組みを報告します。
1.ボランティアバスの運行
[日 程] |
第1回 7月12日(木)~15日(日)
第2回 8月23日(木)~26日(日)
第3回 9月27日(木)~30日(日)
第4回10月25日(木)~28日(日)
※現地活動は金・土の二日間
|
[参加人数] |
のべ107人 |
[活動内容] |
活動県 宮城県
みやぎ生協通じて宮城県漁協志津川支所での支援活動と、㈱農協観光を通じて、地元JAおよび農家の支援活動、他 |
[実施概要]
第1回(7/12~7/15)
○5生協25名(女性12名、男性13名)の参加。南三陸町志津川にて男性陣は牡蠣の養殖筏の重石(土のう)づくりを、女性陣は牡蠣の稚貝がついたホタテの貝殻をロープにくくりつける作業を行いました。作業の後、語り部ガイドさんの案内により南三陸町の市街地を周りました。二日目は気仙沼市本吉でビニールハウスの土壌清掃活動を行いました。休憩時には作業指導をしていただいた農協の方から震災直後の体験についてお話いただきました。
第2回(8/23~8/26)
○5生協28名(女性15名、男性13名)の参加。初日は2グループに分かれ亘理町、山元町のいちご農家の支援活動を行いました。亘理町ではビニールハウスの組み立て作業を、山元町ではビニールハウス内でのいちごの苗植えの準備作業を行いました。活動地点までの車中では農協の方から被災地の状況についてお話いただきました。二日目は南三陸町志津川で漁協の支援活動を行いました。男性陣は前回同様に土のうづくり、女性陣は牡蠣が卵をつけるホタテの貝殻をワイヤーにつける作業を行いました。午後からは漁協事務所でお話交流会を行いました。活動終了後は復興市場の「さんさん商店街」で買い物をしました。
第3回(9/27~9/30)
○4生協26名(女性12名、男性14名)の参加。初日は南三陸町志津川田尻畑で輪菊栽培農家のお手伝いをしました。
菊はひと茎に花一輪の形で出荷する為、生育過程で出来る他の蕾を手作業で取り除きます。その作業のお手伝いをしました。台風の影響からか時折激しく雨が降る中でしたが、大きなビニールハウスの中での活動でしたので雨の影響なく活動ができました。二日目は、宮城県漁協志津川支所でカキの養殖のお手伝いをしました。カキの卵を付けるための、ホタテの貝殻に穴あけしワイヤーを通す作業です。漁師さんからの作業指導を受け取り組みました。午後からは、漁協の事務所でお話交流会をしました。震災直後の状況や、復興に向けての課題や問題と思っている事から、カキの養殖の仕方、ボランティアに対する考え方など、色んなことを交流しました。
第4回(10/25~10/28)
○5生協28名(女性22名、男性6名)」の参加。初日は南三陸町で2ヶ所に分かれて炊き出しを行いました。1ヶ所は、大阪の和泉市社会福祉協議会が主催し、南三陸町ベイサイドアリーナで行われた炊き出しにお手伝いで参加しました。近隣の仮設住宅にお住まいの方やボランティアに来られている方達を対象に実施しました。メニューは、おうどん、明石焼き、みかんの寒天など約200食を配食しました。もう一ヶ所は生協主催で漁協志津川支所が新たに建築されたカキ処理場で実施しました。処理場で働く方、支援に来られている他のボランティアの方、近隣の方達に、おうどん、たこ焼き、大学芋、大阪ミカンを約130食 配食しました。二日目は漁協カキ処理場で、ホタテ貝のワイヤー掛け作業を行いました。作業の合間にはカキ処理の見学を行い、午後からは漁協のみなさんとお話交流をしました。
2.福島の子ども保養プロジェクトinかんさい
[日 程] |
7月31日(火)~8月5日(日) |
[参加対象] |
福島県の小学生(3~6年) |
[参加人数] |
49人 |
[活動内容]
同プロジェクトの関西企画をコープしが、ならコープ、奈良県生協連、と共同で実施しました。大阪では大阪大学生協の学生委員を中心とした学生ボランティアスタッフに引率でユニバーサル・スタジオ・ジャパンで一日遊びました。
<保護者の方のお手紙より>
大変お世話になりました。子供達を福島から離したくても、どうする事も出来ず、日々暮らしておりました。家の中の線量も高く頭を痛めております。夏休み、沢山の愛情をありがとうございました。ご迷惑をおかけしたと思います。すみませんでした。お世話になったことを思い出して、子供達を頑張らせたいと思います。本当にありがとうございました。
3.文化活動への招待
・ 毎年実施している「夏休み文楽鑑賞のつどい(7/27)」「夏休みファミリーコンサート(8/8)」に近畿圏内に避難されている方、のべ70名をご招待しました。
<感想より>
避難してきて心洗われるようなコンサートを体験させていただき、心より御礼申し上げます。夏休みにできた貴重な体験で暑い午後に子供と持ってきた一番おしゃれな服を着てサンダルをはき「聞いた事がある曲だったね」「パパもこれたらよかったね」「早く家族で暮らしたいね」そんな話をしながら初のオーケストラを体験することができました。私たちは家財を全て失い今は洋服ぐらいのものだけを持ち出せたので大阪で暮らしています。本当にありがとうございました。本当に貴重な美しい夏の想い出です
大阪府生協連では、昨年に引き続き、会員生協・他府県生協と共同して、東日本大震災の被災地支援の活動をすすめています。既に実施済も含め、今年度の取り組みを報告します。
1.ボランティアバスの運行
[日 程] |
第1回 7月12日(木)~15日(日)
第2回 8月23日(木)~26日(日)
第3回 9月27日(木)~30日(日)
第4回10月25日(木)~28日(日)
※現地活動は金・土の二日間
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[参加人数] |
のべ107人 |
[活動内容] |
活動県 宮城県
みやぎ生協通じて宮城県漁協志津川支所での支援活動と、㈱農協観光を通じて、地元JAおよび農家の支援活動、他 |
[実施概要]
第1回(7/12~7/15)
○5生協25名(女性12名、男性13名)の参加。南三陸町志津川にて男性陣は牡蠣の養殖筏の重石(土のう)づくりを、女性陣は牡蠣の稚貝がついたホタテの貝殻をロープにくくりつける作業を行いました。作業の後、語り部ガイドさんの案内により南三陸町の市街地を周りました。二日目は気仙沼市本吉でビニールハウスの土壌清掃活動を行いました。休憩時には作業指導をしていただいた農協の方から震災直後の体験についてお話いただきました。
第2回(8/23~8/26)
○5生協28名(女性15名、男性13名)の参加。初日は2グループに分かれ亘理町、山元町のいちご農家の支援活動を行いました。亘理町ではビニールハウスの組み立て作業を、山元町ではビニールハウス内でのいちごの苗植えの準備作業を行いました。活動地点までの車中では農協の方から被災地の状況についてお話いただきました。二日目は南三陸町志津川で漁協の支援活動を行いました。男性陣は前回同様に土のうづくり、女性陣は牡蠣が卵をつけるホタテの貝殻をワイヤーにつける作業を行いました。午後からは漁協事務所でお話交流会を行いました。活動終了後は復興市場の「さんさん商店街」で買い物をしました。
第3回(9/27~9/30)
○4生協26名(女性12名、男性14名)の参加。初日は南三陸町志津川田尻畑で輪菊栽培農家のお手伝いをしました。
菊はひと茎に花一輪の形で出荷する為、生育過程で出来る他の蕾を手作業で取り除きます。その作業のお手伝いをしました。台風の影響からか時折激しく雨が降る中でしたが、大きなビニールハウスの中での活動でしたので雨の影響なく活動ができました。二日目は、宮城県漁協志津川支所でカキの養殖のお手伝いをしました。カキの卵を付けるための、ホタテの貝殻に穴あけしワイヤーを通す作業です。漁師さんからの作業指導を受け取り組みました。午後からは、漁協の事務所でお話交流会をしました。震災直後の状況や、復興に向けての課題や問題と思っている事から、カキの養殖の仕方、ボランティアに対する考え方など、色んなことを交流しました。
第4回(10/25~10/28)
○5生協28名(女性22名、男性6名)」の参加。初日は南三陸町で2ヶ所に分かれて炊き出しを行いました。1ヶ所は、大阪の和泉市社会福祉協議会が主催し、南三陸町ベイサイドアリーナで行われた炊き出しにお手伝いで参加しました。近隣の仮設住宅にお住まいの方やボランティアに来られている方達を対象に実施しました。メニューは、おうどん、明石焼き、みかんの寒天など約200食を配食しました。もう一ヶ所は生協主催で漁協志津川支所が新たに建築されたカキ処理場で実施しました。処理場で働く方、支援に来られている他のボランティアの方、近隣の方達に、おうどん、たこ焼き、大学芋、大阪ミカンを約130食 配食しました。二日目は漁協カキ処理場で、ホタテ貝のワイヤー掛け作業を行いました。作業の合間にはカキ処理の見学を行い、午後からは漁協のみなさんとお話交流をしました。
2.福島の子ども保養プロジェクトinかんさい
[日 程] |
7月31日(火)~8月5日(日) |
[参加対象] |
福島県の小学生(3~6年) |
[参加人数] |
49人 |
[活動内容]
同プロジェクトの関西企画をコープしが、ならコープ、奈良県生協連、と共同で実施しました。大阪では大阪大学生協の学生委員を中心とした学生ボランティアスタッフに引率でユニバーサル・スタジオ・ジャパンで一日遊びました。
<保護者の方のお手紙より>
大変お世話になりました。子供達を福島から離したくても、どうする事も出来ず、日々暮らしておりました。家の中の線量も高く頭を痛めております。夏休み、沢山の愛情をありがとうございました。ご迷惑をおかけしたと思います。すみませんでした。お世話になったことを思い出して、子供達を頑張らせたいと思います。本当にありがとうございました。
3.文化活動への招待
・ 毎年実施している「夏休み文楽鑑賞のつどい(7/27)」「夏休みファミリーコンサート(8/8)」に近畿圏内に避難されている方、のべ70名をご招待しました。
<感想より>
避難してきて心洗われるようなコンサートを体験させていただき、心より御礼申し上げます。夏休みにできた貴重な体験で暑い午後に子供と持ってきた一番おしゃれな服を着てサンダルをはき「聞いた事がある曲だったね」「パパもこれたらよかったね」「早く家族で暮らしたいね」そんな話をしながら初のオーケストラを体験することができました。私たちは家財を全て失い今は洋服ぐらいのものだけを持ち出せたので大阪で暮らしています。本当にありがとうございました。本当に貴重な美しい夏の想い出です
土のうづくり
稚貝のロープつけ
ビニールハウスでの活動
体験談をお聞きしました
ビニールハウスの組立
いちごの苗植え準備
土のうづくり
ホタテ貝殻の加工
お話交流会
芽摘み作業の説明
慎重に作業
ホタテ貝の穴あけとワイヤー通し
交流会
2ヶ所に分かれて炊き出し活動
ホタテ貝のワイヤー通し
カキ処理場の見学
交流会