おおさかパルコープ 蒲生 哲二
今回のNPT再検討会議は、核兵器廃絶に向け一歩前進した内容となりました。4月30日~5月7日の間、世界の人々や、被爆者の方と共に活動したことは、私にとって貴重な経験でした。このような機会をいただいたことに感謝しています。
期間中、被爆者の方の熱い心と接する中で、自然と核兵器廃絶の気持ちが高まっていたことを実感しました。また、ヒロシマ・ナガサキだけでなく、世界各地で被爆されている人の存在があり、核を取り巻く状況の複雑さを感じました。パレードには世界から集まった人々が参加していたようで、核兵器廃絶・戦争のない世界は、全世界共通の願いであることも実感しました。
更に、被爆者の「我々だけが犠牲者ではない、戦争で犠牲になった人は多くいる。我々だけをクローズアップするだけではいけない」との話で、被爆者を通して戦争被害の悲惨さを広げていき、戦争のない世界の実現していくことの重要性を学びました。被爆体験を聞いた子どもから「なぜ戦争をしたのですか?」「殺し合うことが、何故できるのか?」「戦争しても誰も得しない」の問いかけが印象に残っています。
子どもの素直な気持ちで考えれば、戦争は起こらないはずです。今回のNPT再検討会議も大人の都合や私利私欲で、まとまりそうな雰囲気は感じられませんでした。だからこそ、人々の心に、人を傷つけあう戦争しないことを刻んでいくような、心のふれあいが大切だと感じました。
傷つけられたからこそわかる、人を傷つけない思いやりが大切だと感じました。代表団の中でも、大人の都合を感じる場面もあり、やさしい心を持つことの大変さを実感したニューヨークでした。
また、日本政府の対応にも参加者全員が疑問を持っています。唯一の被爆国の代表が、福山副大臣ということについて、今回の議長を務めるフィリピンの代表も疑問をもたれています。国連事務総長も日本の役割の重要性を指摘しています。鳩山首相は普天間問題で大変なのでしょうが、5年に一度のNPT再検討会議に参加し、唯一の被爆国日本を代表して働きかけることは、日本の総理として当たり前と思ってしまうのは、ニューヨークに参加した全員の共通した思いでした。
今回、同じグループに大阪大学の学生2名がいました。一人は私の息子と同じ年、大学院で生涯教育を学んでいるとの事。昨年就職活動したが、厳しい状況のため大学院の道を選んだそうです。大学の学生と月一回平和学習会を開催し平和を深めているそうで、とてもしっかりした青年でした。平和活動は継承が重要なので、彼らがその中心になれるよう、一緒に出来ることは協同していきたいと感じました。
今回のNPT再検討会議は、核兵器廃絶に向け一歩前進した内容となりました。4月30日~5月7日の間、世界の人々や、被爆者の方と共に活動したことは、私にとって貴重な経験でした。このような機会をいただいたことに感謝しています。
期間中、被爆者の方の熱い心と接する中で、自然と核兵器廃絶の気持ちが高まっていたことを実感しました。また、ヒロシマ・ナガサキだけでなく、世界各地で被爆されている人の存在があり、核を取り巻く状況の複雑さを感じました。パレードには世界から集まった人々が参加していたようで、核兵器廃絶・戦争のない世界は、全世界共通の願いであることも実感しました。
更に、被爆者の「我々だけが犠牲者ではない、戦争で犠牲になった人は多くいる。我々だけをクローズアップするだけではいけない」との話で、被爆者を通して戦争被害の悲惨さを広げていき、戦争のない世界の実現していくことの重要性を学びました。被爆体験を聞いた子どもから「なぜ戦争をしたのですか?」「殺し合うことが、何故できるのか?」「戦争しても誰も得しない」の問いかけが印象に残っています。
子どもの素直な気持ちで考えれば、戦争は起こらないはずです。今回のNPT再検討会議も大人の都合や私利私欲で、まとまりそうな雰囲気は感じられませんでした。だからこそ、人々の心に、人を傷つけあう戦争しないことを刻んでいくような、心のふれあいが大切だと感じました。
傷つけられたからこそわかる、人を傷つけない思いやりが大切だと感じました。代表団の中でも、大人の都合を感じる場面もあり、やさしい心を持つことの大変さを実感したニューヨークでした。
また、日本政府の対応にも参加者全員が疑問を持っています。唯一の被爆国の代表が、福山副大臣ということについて、今回の議長を務めるフィリピンの代表も疑問をもたれています。国連事務総長も日本の役割の重要性を指摘しています。鳩山首相は普天間問題で大変なのでしょうが、5年に一度のNPT再検討会議に参加し、唯一の被爆国日本を代表して働きかけることは、日本の総理として当たり前と思ってしまうのは、ニューヨークに参加した全員の共通した思いでした。
今回、同じグループに大阪大学の学生2名がいました。一人は私の息子と同じ年、大学院で生涯教育を学んでいるとの事。昨年就職活動したが、厳しい状況のため大学院の道を選んだそうです。大学の学生と月一回平和学習会を開催し平和を深めているそうで、とてもしっかりした青年でした。平和活動は継承が重要なので、彼らがその中心になれるよう、一緒に出来ることは協同していきたいと感じました。