1月13日（火）大阪府社会福祉会館5階ホールにて大阪府生協連「上町断層帯地震図上演習」を開催し10生協・事業連合・連合会等から51名が参加しました。 この「図上演習」は大震災等の大規模災害が発生したことを想定し、その被害状況や時系列で起こりえる様々な事態への対策・行動をシュミレーションする訓練です。大阪府連として初めて実施しました。
今回の演習は日本生協連震災担当の亀山薫氏に企画立案と当日の進行をお願いしました。演習対象地震は府内直下型で大規模な被害が想定されている「上町断層帯地震」としました。 当日は亀山氏から演習全体のオリエンテーションの後、「上町断層帯地震の被害想定」「阪神・淡路大震災から都市型災害地震の被害の実態」について学習し、各生協の班で「班の方針や役割分担の確認」を行い、統制班（亀山氏）から発信される状況付与（情報・指示等）に基づき、発災初日の対応、2日目の対応について演習を行いました。演習での体験通じて各生協の震災対策方針の問題点や課題についてグループディスカッションを行いました。また亀山氏のサポートとして参加された、ちばコープ理事長スタッフの水島重光氏（中央地連大規模災害対策協議会世話人）から、阪神・淡路大震災での体験等についてお話しいただきました（当時はコープこうべに在籍）。
演習を受け、各生協の災害対策要綱やマニュアル等の改善整備、職員の安否確認システムの導入や情報機能の整備などの課題が明らかになりました。
大阪府連としては、「災害対策本部の設置要件」「日本生協連、各事業連合、会員生協との連携のあり方や役割の分担」「大阪府との連絡体制の整備」等が今後の課題となりました。
また今回は初めての取り組みということもあり、府連「大規模災害対策協議会」構成生協を参加対象としましたが今後は会員生協全体の取り組みとして発展させることも府連の課題です。
大阪府連「大規模災害対策協議会」構成生協（下線は演習参加生協）

【委　　員】
大阪いずみ市民、大阪北、大阪よどがわ市民、グリーンコープ生協大阪、エスコープ大阪、おおさかパルコープ、コープ自然派ピュア大阪、泉南、生活クラブ生協大阪、北摂・高槻、医療生協かわち野、北大阪医療、大学生協大阪事業連合

【オブザーバー】
日本生協連、コープきんき事業連合


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当日のプログラム（736KB）
状況付与表の一部（928KB）