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“女だから”“男だから”はもうやめよう

大阪北生活協同組合
理 事 桑原 峯子

~大阪府生協連ジェンダーフォーラム協議会から~


『地域行事への参加で居場所づくり』
私の住んでいる箕面市では「地域の子どもは地域で守り育てよう」というスローガンのもと、青少年の非行防止と健全育成の見守りや子育て支援活動が地域ぐるみで盛んに行われています。学校・家庭・地域が連携して、学校から家までの通学路には子育て世代の方から老人クラブの方など地域ボランティアの方々が男女を問わず、毎日子ども達に「おはよう」「おかえり」「こんにちは」等と声かけをしている風景があちらこちらで見受けられます。
何かの役に立つならと、友人同士、ご近所、各種団体に所属されている方の輪が広がって、年間延べ4,000人余りの協力を頂き、犯罪の防止にも役立っています。子どもの安全を守るだけではなく、高齢化が進み、1人世帯の方が増え、災害も頻繁に発生するこの頃は地域のつながりが何より大切なものになっています。
この他にも、8月は盆踊り大会、10月は秋まつり神輿の巡行や大運動会が地域をあげて実施されます。自治会をはじめ、各種団体で実行委員会を構成し、150名余りからなる委員がそれぞれ役割を分担し、部会制で話し合いを重ねながら、20年余り続いて実施されています。昔は地域の長老と一部の人たちで全てを取り仕切っており、紆余曲折があったようですが、今では広い年令層から男女を問わず係われるしくみが出来ており、資金や商品の提供も各家庭や地域の事業所の積極的な協力を頂いています。また、いろいろな知恵や技を持つ人、専門家もたくさんおられて地域ぐるみの活動はとても大きな力と強いつながりになっています。地域の伝統文化である神楽や篠笛などを子ども達に伝承し、ふるさとを大切に思う心を育てようと次世代育成の場としての役割も担っています。
団塊の世代といわれる方々も行事に参加することで地域に抵抗なく解けこめ、何かの役に立ち、顔見知りが増え自分の居場所が出来、生活に潤いを感じられていると思います。目的を共有した地域を大切に思う人たちの集いが、自然に男女共同参画社会の実現の一助の役立ちになっているこの仕組みを今後もより続けていけることを願っています。
しかしながら、子育てや介護、リタイア等、個々の問題を抱えた家庭があることも否めません。信頼に基づいた助け合いの仕組み作りもいそがなければならないと思います。男女共同参画基本計画を個々のくらしの問題や願いに照らし、真の実現に向けてどう取り組むのか、生協らしい運用を問われていると思います。
「何かをしてほしいばかりでなく、自分なりに何が出来るか」を自覚し、一人の人間として生きがいを持って、信頼と協力を得ながら男女共に生きていける社会の実現に向けて係わっていきたいと思います。

~大阪府生協連ジェンダーフォーラム協議会から~


『地域行事への参加で居場所づくり』
私の住んでいる箕面市では「地域の子どもは地域で守り育てよう」というスローガンのもと、青少年の非行防止と健全育成の見守りや子育て支援活動が地域ぐるみで盛んに行われています。学校・家庭・地域が連携して、学校から家までの通学路には子育て世代の方から老人クラブの方など地域ボランティアの方々が男女を問わず、毎日子ども達に「おはよう」「おかえり」「こんにちは」等と声かけをしている風景があちらこちらで見受けられます。
何かの役に立つならと、友人同士、ご近所、各種団体に所属されている方の輪が広がって、年間延べ4,000人余りの協力を頂き、犯罪の防止にも役立っています。子どもの安全を守るだけではなく、高齢化が進み、1人世帯の方が増え、災害も頻繁に発生するこの頃は地域のつながりが何より大切なものになっています。
この他にも、8月は盆踊り大会、10月は秋まつり神輿の巡行や大運動会が地域をあげて実施されます。自治会をはじめ、各種団体で実行委員会を構成し、150名余りからなる委員がそれぞれ役割を分担し、部会制で話し合いを重ねながら、20年余り続いて実施されています。昔は地域の長老と一部の人たちで全てを取り仕切っており、紆余曲折があったようですが、今では広い年令層から男女を問わず係われるしくみが出来ており、資金や商品の提供も各家庭や地域の事業所の積極的な協力を頂いています。また、いろいろな知恵や技を持つ人、専門家もたくさんおられて地域ぐるみの活動はとても大きな力と強いつながりになっています。地域の伝統文化である神楽や篠笛などを子ども達に伝承し、ふるさとを大切に思う心を育てようと次世代育成の場としての役割も担っています。
団塊の世代といわれる方々も行事に参加することで地域に抵抗なく解けこめ、何かの役に立ち、顔見知りが増え自分の居場所が出来、生活に潤いを感じられていると思います。目的を共有した地域を大切に思う人たちの集いが、自然に男女共同参画社会の実現の一助の役立ちになっているこの仕組みを今後もより続けていけることを願っています。
しかしながら、子育てや介護、リタイア等、個々の問題を抱えた家庭があることも否めません。信頼に基づいた助け合いの仕組み作りもいそがなければならないと思います。男女共同参画基本計画を個々のくらしの問題や願いに照らし、真の実現に向けてどう取り組むのか、生協らしい運用を問われていると思います。
「何かをしてほしいばかりでなく、自分なりに何が出来るか」を自覚し、一人の人間として生きがいを持って、信頼と協力を得ながら男女共に生きていける社会の実現に向けて係わっていきたいと思います。
大阪北生活協同組合
理 事 桑原 峯子