1月17日(木)、天王寺都ホテル(大阪市)にて、2019年新年講演会を開催しました。
今年の新年講演会は、「協同組合の連携による持続可能な社会の実現に向けて」をテーマとし、昨年の4月に発足された日本協同組合連携機構(JCA)の勝又博三様(代表理事専務)、前田健喜様(協同組合連携部長)を講師にお招きしました。
タン会長からの開会のご挨拶の後、始めに勝又様から「日本協同組合連携機構の設立と今後の展開」と題して、JCA設立の背景として、「グローバル化の中での貧富や機会の格差と拡大、人口減少・少子高齢化、地方の活力低下、若年層に厳しい地方の環境、地域や生活を支える社会の力の弱体化」などの社会問題。一方で協同組合に対する評価と期待の高まりを認識し、より協同組合の連携が全国で広げていくために、法人組織としてJCAを発足したことについてお話いただきました。
続いて、前田様からは、「協同組合間の連携事例」と題して、JCAで調査された各都道府県における連携組織の状況、連携活動の成果や課題・悩み、子どもや高齢者の支援、自然環境を守る活動、農林水産業の支援、地域の困りごと解決、健康増進活動、共同店舗事業など、各地の特徴的な連携事例について、お話いただきました。
当日は約120名の参加がありました。会員生協の役職員だけでなく、大阪府、JA大阪中央会、大阪府漁業協同組合連合会、大阪府森林組合、日本労働者協同組合連合会センター事業団関西事業本部、大阪労働者福祉協議会、大阪ボランティア協会、近畿労働金庫からもご出席いただきました。
大阪には協同組合連携組織はなく、今回の講演会をきっかけとして、今後大阪での連携を進めることが課題です。