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特集「COP15参加レポート」

「二酸化炭素1トン分の風船」
VINHUSETホテル
コペンハーゲン市内の街並み
オブザーバーとして参加登録
会議場正面
CASAのブース
会議の状況についての説明会
会場内はいつも満席状態
会議風景
スタート前風景
COP15ネットワーク関西のバナーを前にして
「今日の化石賞」授賞式風景
世代ごとに分かれて建つエコビレッジの案内図
手作りケーキを頂きながら説明を受けました。
バイキング船がいくつも展示されていました。
人魚姫像とCOPの像がなんとも対照的!
環境福祉国の歴史がよくわかりました。
音楽の授業を参観し、一緒に歌いました。
広い作業台で洋裁をする女性たち。
作品が販売されておりセンターの収益に。
小雪の舞う中、入場まで待つこと1時間以上。
これからを担う若者たちにとって貴重な体験でした。
大木元環境大臣との懇談会
「お別れパーティー」風景

COP15活動日誌 2009.12.10-17


2009.12.10(木)
関西空港発(10:40)→フランクフルト経由 →コペンハーゲン着(18:15)
12月10・11日はコペンハーゲン市内からバスで1時間ほどのネストベで宿泊。ホテルも100年以上前の建物を利用しており、アンデルセンの絵本のような街でした。

2009.12.11(金)
COP15参加
会場に入るための登録を午前中に済ませ、参加者全員がCASAのブースに集まり、持ち寄った展示物、配布物をブースに飾りました。
CASAの早川専務理事より、これまでのCOP15会議の経過説明を受け(写真右)、その後、各々会議の傍聴、サイドイベントへの参加、あるいはブースでの配布や他のブースの見学などをして1日を過ごしました。

2009.12.12(土)
パレードに参加
12月12日のパレードは、国会議事堂前を午後2時にスタートして、ベラセンターまでの約6キロの道のりをおよそ4時間かけて行われました。(この季節のデンマークの日没は午後4時前後で、目的地に着いた午後6時にはもうすっかり日も暮れていましたが、群衆の中にいたせいか寒さはほとんど感じませんでした)。最終的な公式発表では10万人が参加したと言われていますが、その言葉に違わずほんとうにたくさんの市民が和気藹々とした雰囲気の中、目的地目指して各々のパフォーマンスを繰り広げました。
私たち代表団も、手作りのシロクマ帽子や着ぐるみ、各団体のバナーなどが大人気で、ほんとうにたくさんのカメラに囲まれて、なかなかスタートが切れないという嬉しい悲鳴をあげる一幕もありました。またパレード後方の一部で暴動が起こり(温暖化問題とは無関係の団体だったそうですが)、「900人余りが拘束」の報道も流れましたが、幸いそれに巻き込まれることもなく全員無事に行進ができました。
パレードが行われた12日午後6時半、ベラセンターの「今日の化石賞」の会場では、日本が1位を獲得していました。12月11日で京都議定書発効からちょうど12年。
奇しくも13年目に突入するこの日に、不名誉な受賞となりました。

2009.12.13(日)
エコビレッジの見学(オプション)
オプション企画は自由参加で行われました。その1日目はデンマークロスキレ市にあるエコビレッジのムンクセゴーを訪ねました。太陽光発電や木質バイオチップスによるエネルギー供給、洗濯機や車のシェアだけでなく、不要になった衣類の交換、自転車の修理、農作物の栽培まで、共同生活を通して、可能な限りのエコ生活を実践している姿に目を見張りました。
施設見学後、職員のイェッテ・ホイェンセンさんに、ここでの詳しい生活様式や、デンマークにおける環境NGOの活動について説明を受けました。参加者との質疑応答も活発に行われ、予定の時間をオーバーしてビレッジを後にしました。
エコビレッジ見学のあと、デンマークの伝統的なニシンの酢漬けとライ麦パンの昼食を取った後、バイキング博物館、そして人魚姫の像を見学に行きました。写真右の人魚姫の像の横に写っている像はCOP15のために作られたもので、痩せた途上国の人が、富める太った先進国の人をおぶっているという皮肉を込めたものだそうです。

2009.12.14(月)
フォルケホイスコーレ、デイケアセンターの見学(オプション)
オプション企画の2日目は、デンマークで160年以上も歴史があるフォルケホイスコーレ(国民高等学校)を見学しました。この学校は「学ぶために生きる。生きるために学ぶ」をモットーに幅広い世代の人々が学んでいます。(デンマーク人の多くは人生の中で何回もこの学校に通うというのが一般的なようです。)
今回は世界各国の人々に門戸を開いているIPCフォルケホイスコーレで、教員をされていたヨオン・ニールセンさんに、デンマークの環境・福祉政策の歴史と現在の状況について講義を受けました。また教室での実際の授業も参観させてもらいました。さらに2009 年夏に今回のCOP15に向けて世界中の若者を気候大使として集めた学校の1つであるコーラップのフォルケホイスコーレにも行きました。ここでは全員が参加して、楽しくわかりやすく人とのコミュニケーションとは何かを学びました。
二つのフォルケホイスコーレ見学の間に「ハムレットセンター」というデイケアセンターも見学しました。日本で抱かれているセンターのイメージとは対照的に、明るく広いフロアでは、自主的に運営しているという30以上のクラブがありました。
そのフロアできれいにおしゃれをしたご婦人方が、それぞれ生き生きと活動されている姿に大きな羨望を覚えました。

2009.12.15(火)
会場内でのパフォーマンス 環境大臣との懇談会
条約事務局から、15日11時半から30分間、ベラセンター内でのパフォーマンスの許可が下りました。しかしその一方でこの日から会場への入場制限が始まりました(午後からは新規の参加登録も打ち切られる事態に)。この日CASAから代表団に許されたセカンドパスは10枚。多くの方が参加を希望された中、パフォーマンスは2050年に生きている若者たちに託そうと、参加した中の8人の大学生が選ばれました。12日のパレードからすっかり身についたシロクマやカッパの衣装をまとい、全員が"Cut 40%" "Legally Binding"  "Long term finance" などのシュプレヒコールをし、またすき焼きソングで知られる「上を向いて歩こう」などを歌いました。
そのアピールに多くのフラッシュがたかれ、報道関係のマイクが向けられ、パフォーマンスは大いに盛り上がりました。
午後からは、大木浩元環境大臣、森島昭夫元中央環境審議会会長との懇談会を行いました。またこの日は滞在最後の日ということで、夜からチボリ公園近くのレストランで、「お別れパーティー」を開きました。参加者全員これまでの日程を振り返り、この経験を今後の活動に活かそうと時間を忘れて抱負を語り合いました。

2009.12.16(水)
コペンハーゲン発(10:00)→フランクフルト経由 →関西空港着(12/17(木) 8:55)。

COP15活動日誌 2009.12.10-17


2009.12.10(木)
関西空港発(10:40)→フランクフルト経由 →コペンハーゲン着(18:15)
12月10・11日はコペンハーゲン市内からバスで1時間ほどのネストベで宿泊。ホテルも100年以上前の建物を利用しており、アンデルセンの絵本のような街でした。

2009.12.11(金)
COP15参加
会場に入るための登録を午前中に済ませ、参加者全員がCASAのブースに集まり、持ち寄った展示物、配布物をブースに飾りました。
CASAの早川専務理事より、これまでのCOP15会議の経過説明を受け(写真右)、その後、各々会議の傍聴、サイドイベントへの参加、あるいはブースでの配布や他のブースの見学などをして1日を過ごしました。

2009.12.12(土)
パレードに参加
12月12日のパレードは、国会議事堂前を午後2時にスタートして、ベラセンターまでの約6キロの道のりをおよそ4時間かけて行われました。(この季節のデンマークの日没は午後4時前後で、目的地に着いた午後6時にはもうすっかり日も暮れていましたが、群衆の中にいたせいか寒さはほとんど感じませんでした)。最終的な公式発表では10万人が参加したと言われていますが、その言葉に違わずほんとうにたくさんの市民が和気藹々とした雰囲気の中、目的地目指して各々のパフォーマンスを繰り広げました。
私たち代表団も、手作りのシロクマ帽子や着ぐるみ、各団体のバナーなどが大人気で、ほんとうにたくさんのカメラに囲まれて、なかなかスタートが切れないという嬉しい悲鳴をあげる一幕もありました。またパレード後方の一部で暴動が起こり(温暖化問題とは無関係の団体だったそうですが)、「900人余りが拘束」の報道も流れましたが、幸いそれに巻き込まれることもなく全員無事に行進ができました。
パレードが行われた12日午後6時半、ベラセンターの「今日の化石賞」の会場では、日本が1位を獲得していました。12月11日で京都議定書発効からちょうど12年。
奇しくも13年目に突入するこの日に、不名誉な受賞となりました。

2009.12.13(日)
エコビレッジの見学(オプション)
オプション企画は自由参加で行われました。その1日目はデンマークロスキレ市にあるエコビレッジのムンクセゴーを訪ねました。太陽光発電や木質バイオチップスによるエネルギー供給、洗濯機や車のシェアだけでなく、不要になった衣類の交換、自転車の修理、農作物の栽培まで、共同生活を通して、可能な限りのエコ生活を実践している姿に目を見張りました。
施設見学後、職員のイェッテ・ホイェンセンさんに、ここでの詳しい生活様式や、デンマークにおける環境NGOの活動について説明を受けました。参加者との質疑応答も活発に行われ、予定の時間をオーバーしてビレッジを後にしました。
エコビレッジ見学のあと、デンマークの伝統的なニシンの酢漬けとライ麦パンの昼食を取った後、バイキング博物館、そして人魚姫の像を見学に行きました。写真右の人魚姫の像の横に写っている像はCOP15のために作られたもので、痩せた途上国の人が、富める太った先進国の人をおぶっているという皮肉を込めたものだそうです。

2009.12.14(月)
フォルケホイスコーレ、デイケアセンターの見学(オプション)
オプション企画の2日目は、デンマークで160年以上も歴史があるフォルケホイスコーレ(国民高等学校)を見学しました。この学校は「学ぶために生きる。生きるために学ぶ」をモットーに幅広い世代の人々が学んでいます。(デンマーク人の多くは人生の中で何回もこの学校に通うというのが一般的なようです。)
今回は世界各国の人々に門戸を開いているIPCフォルケホイスコーレで、教員をされていたヨオン・ニールセンさんに、デンマークの環境・福祉政策の歴史と現在の状況について講義を受けました。また教室での実際の授業も参観させてもらいました。さらに2009 年夏に今回のCOP15に向けて世界中の若者を気候大使として集めた学校の1つであるコーラップのフォルケホイスコーレにも行きました。ここでは全員が参加して、楽しくわかりやすく人とのコミュニケーションとは何かを学びました。
二つのフォルケホイスコーレ見学の間に「ハムレットセンター」というデイケアセンターも見学しました。日本で抱かれているセンターのイメージとは対照的に、明るく広いフロアでは、自主的に運営しているという30以上のクラブがありました。
そのフロアできれいにおしゃれをしたご婦人方が、それぞれ生き生きと活動されている姿に大きな羨望を覚えました。

2009.12.15(火)
会場内でのパフォーマンス 環境大臣との懇談会
条約事務局から、15日11時半から30分間、ベラセンター内でのパフォーマンスの許可が下りました。しかしその一方でこの日から会場への入場制限が始まりました(午後からは新規の参加登録も打ち切られる事態に)。この日CASAから代表団に許されたセカンドパスは10枚。多くの方が参加を希望された中、パフォーマンスは2050年に生きている若者たちに託そうと、参加した中の8人の大学生が選ばれました。12日のパレードからすっかり身についたシロクマやカッパの衣装をまとい、全員が"Cut 40%" "Legally Binding"  "Long term finance" などのシュプレヒコールをし、またすき焼きソングで知られる「上を向いて歩こう」などを歌いました。
そのアピールに多くのフラッシュがたかれ、報道関係のマイクが向けられ、パフォーマンスは大いに盛り上がりました。
午後からは、大木浩元環境大臣、森島昭夫元中央環境審議会会長との懇談会を行いました。またこの日は滞在最後の日ということで、夜からチボリ公園近くのレストランで、「お別れパーティー」を開きました。参加者全員これまでの日程を振り返り、この経験を今後の活動に活かそうと時間を忘れて抱負を語り合いました。

2009.12.16(水)
コペンハーゲン発(10:00)→フランクフルト経由 →関西空港着(12/17(木) 8:55)
「二酸化炭素1トン分の風船」
VINHUSETホテル
コペンハーゲン市内の街並み
オブザーバーとして参加登録
会議場正面
CASAのブース
会議の状況についての説明会
会場内はいつも満席状態
会議風景
スタート前風景
COP15ネットワーク関西のバナーを前にして
「今日の化石賞」授賞式風景
世代ごとに分かれて建つエコビレッジの案内図
手作りケーキを頂きながら説明を受けました。
バイキング船がいくつも展示されていました。
人魚姫像とCOPの像がなんとも対照的!
環境福祉国の歴史がよくわかりました。
音楽の授業を参観し、一緒に歌いました。
広い作業台で洋裁をする女性たち。
作品が販売されておりセンターの収益に。
小雪の舞う中、入場まで待つこと1時間以上。
これからを担う若者たちにとって貴重な体験でした。
大木元環境大臣との懇談会
「お別れパーティー」風景