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『わが生協の中期計画(課題)』

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•パネリスト
大阪いずみ市民生協専務理事  勝山 暢夫 氏
コープ自然派ピュア大阪専務理事 鎌田 妙子 氏
豊中医療生協専務理事  山本 美彦 氏
大阪大学生協専務理事  原  幸輝 氏
•コーディネーター
大阪府生協連合会専務理事  藤井 克裕

『大阪大学生活協同組合 中期計画』

大阪大学生協 専務理事 原  幸輝 氏


大阪大学生協の原です。どうぞ、よろしくお願いします。さっそくですが、説明させていただきます。
私たちは地域生協の皆さんと違って職域が決まっておりますので、まず大阪大学がどんな大学かと言うと、2年前に外国語大学と統合しまして、今は11学部16の大学院があるという形になっております。学生数・教員数、非常勤の方も合わせると3万2、3千人がキャンパス人口という形です。国立で一番大きいのはやはり東大です。3万8千人程おります。阪大は合併したせいもありまして、京大を抜いてキャンパス人口だけは随分大きくなりました。予算規模は1,200億円で、研究費とかいろいろあるわけですが、その内生協が受注するのは10億円位、1%ですね。10億円位扱わせていただいているという形です。
では大阪大学生協はどんな生協かということですが、阪大生協は96年に総代会が再開されて、それから初めて生協運営が正常化されたということで、まだ非常に若い、そういう意味では成長過程にある生協かなというふうに思っています。今の供給高は50億円位でして、外大生協と一緒になってそれ位ということです。かっこで箕面と書いてあるのが旧外大生協の分に相当します。大学生協では、これもやっぱり一番大きいのは東大生協でして、供給高でいくと95億円位です。京大生協で70億円位です。単純に今の供給高をキャンパス人口で割りますと、一人年間25万円位使っていただいているという形になるかと思うのですが、阪大生協は20万円以下ということですので、もっともっと頑張らないといけないなという部分がいささかございます。組合員数は24,991人、職員数は363人(正規51人・定時312人)という状況でございます。
阪大生協は、先ほど言いましたようにまだ若いと言いますか、正常化して日が経っていないということもありまして、中期計画を作ったことがなかったのです。今回なぜ中期計画を作るのかというと、1つは、やっぱりこれは地域生協さんも同じ話だと思いますが、社会環境の変化です。とりわけ職域にあたります大学が2004年から独立行政法人化されましたので、非常に変わって来たということです。それから生協法の改正です。実は相当大学生協は影響を被っています。員外利用の関係とか、そういうもので、例えば今は入試の時期ですが、阪大に受験生が大勢来ます。自宅から来られる方はいいのですが、地方から来られる方は宿泊施設が当然いります。宿泊施設を斡旋していたのですが、受験生は組合員ではないねという話になって、扱えなくなってしまったのです。そんな話がいっぱいあります。それと外大生協と一緒になったという話ですね。これは阪大の特殊性になりますが、2つの事業運営システムということで、大阪外大生協の運営システムと旧阪大生協の運営システムは異なっておりました。それを一緒にすることが出来ないまま統合ということになってしまいました。それが今続いております。この辺りを何とかしないといけないという話があります。それと、もう1つは「営業休止を余儀なくされる耐震改修工事」ということで、これは小学校・中学校の耐震改修工事と同じで大学の施設も非常に古いものですから耐震改修工事が出てくるのですね。それで、これが出て来るとその年は赤字になってしまうのです。例えば単純に08年度は豊中キャンパスのメインの食堂が8か月間営業休止をくらってしまいました。それだけではなくて、コンビニ店風の食品店もなりかけました。ですから、これを少しでも計画的に見て、と言ってもなかなか耐震改修工事は予算がつかないと出来ないということがありますので非常に難しいのですが、ただ影響が大きいものですから何とかしないといけない。こんな辺りの事情でもって、やっぱり先を見通した計画をしないと大変なことになりそうだねということで始めました。
「中期事業計画」から「中期計画」へ、これは何のこっちゃとお思いになるかもしれませんが、中期計画というのは普通は経営計画とか事業計画だと思うのですが、大学の場合は学生が結構活動する組織活動というのがあるのです。事業活動があって、組織活動があって、ここら辺を踏まえたものが中期計画ということに基本的にはなります。でも、今回はもともと今後の見通しが大変だねというところから始まったものですから、事業部だけで事業計画を作ろうと思っていたのです。その話を理事会で報告しましたら、「それはやっぱりきちんと中期計画にしなさい。阪大生協のアイデンティティをきちんと見直すのにもいい時期ではないですか」というようなことで、それで中期計画の策定委員会を作りました。教員の理事さん2名・学生の理事さん2名・事務局を兼ねた生協の職員3名、少人数ですが、これだけで少し詰めて話をして行こうという形にしました。あとは先生方に随時3名ほどテーマに応じて参加していただきまして、5年後のあるべき姿を探りましょうという話にしました。「5年後の有るべき姿」とは何かと言いますと、これは地域生協の皆さんは何のことじゃと本当に思われるかもしれませんが、大学で中期計画を作りますと、「こうであったらいいね」という形のものが非常にたくさん出てくる傾向があるようです。でも、こうであったらいいよという話では成り立たない今の社会環境があるという認識をしていますので「こうでなくては生き残れないだろう」という、今日お話を聞いていましたら地域生協の皆さんにとったら極当り前の話だと思うのですが、そういうのを探りましょうという話で始めました。ですから、普通で行けば基本理念・基本方針、言葉でいけばミッションがあって、基本的な方向があって、アクションプランみたいな格好で決めて行くのでしょうが、そのミッションやビジョンを飛ばしてしまいまして、目標の辺りから、あるべき姿というところから探り始めたという、ちょっと変則的な、悩みながらやっているという状況です。
それで、ここまでは中間報告をしたのですが、6つ一応定めました。定めたのですが、これを見ると「なんや、ビジョンやんか」という話になってしまうのですが、なかなかあるべき姿を探ろうと思いながら、こういうビジョンの方に行ってしまったり、非常に苦労しているという状況なんですが、①組合員から見える生協 ②組合員をあるいは大学・大学の気持ちを読める生協 ③組合員が使える・使いやすい生協 ④組合員を支える・ふんばる生協、これは経営の安定が一番で投資が出来るだけの剰余がないとこれからはだめだねという内容のものです。 ⑤育ち/育てる生協、これは主語は組合員ではなくて、この場合は生協職員です。やっぱり生協職員が相当頑張らないといけない時期に来たねというような内容のものです。 ⑥1生協2制度の解消という形で、これは阪大生協の特殊性ですね。先ほどの外大生協との統合に際して、本来は1つにして行かなくてはいけないものが、運営システムを2つのままにしていますので、それは当然解消してないといけないだろうという内容のものです。
これは、スライドを眺めるだけで結構ですが、「見える生協」という意味は一応こんな内容のものです。組合員と情報共有していることや生協らしさがちゃんとみえる生協になってないといけないんだろうと、これはビジョンのように見えますが、考えてみますと阪大生協がこの10年、どちらかというと事業のことには目を向けていたのですが、先程のお話のように学生委員たちと一緒になって組織活動とかそういうものについて、いささか重点を置いていなかったというところがありまして、それをやらないとだめだよというような話になって来まして、これはビジョンと言えばビジョン、方向性と言えば方向性なんですが、今まで阪大がやって来なかったけれど、これはあるべき姿で極めて大切だよというような話になっているということです。それから「読める生協」というのは提案型の生協でなくてはいけないというお話です。それから「使える生協」これは、阪大生協は非常に遅れている部分がありまして、多くの大学生協では、結構カードでそれなりの対応がお店で利用する時に出来るのですが、そういう事が全然出来なくて「小銭をじゃらじゃら持って買いに行くのは勘弁してよ。とにかくカード1枚で何とかしてよ。」という切実な、これをやってなかったらだめだと、一番最初に決まった内容なんです。ところが、それを先ほどの「見える生協」みたいな、総力を発揮しないと到達できない生協と、それから、弱い部分だけ補強して頑張ればすぐに出来る、つまりカードの対応ですね。いろいろレベルの違うものが出てきたものですから、結局ひとつのこういうような「使える生協」「見える生協」「読める生協」という形の分かりやすい標語的なものにまとめたということです。「ふんばる生協」は経営の安定の話です。それから「育ち・育てる生協」は、結局は先ほどの「見える生協」とか「読める生協」とかそういう話は生協の職員が頑張らないといけないのであって、もちろん生協職員だけではありませんが。大学生協は一つ一つの会員生協の規模が小さいということもありまして、なかなか人材を上手く育てることが出来ていませんでした。それで、ちょっと頑張って育てようということです。「1生協2制度」は先ほどの特殊性の話です。
それから、実際にはアクションプランにつなげないといけませんので、「あるべき姿」ではアクションプランの最初の目標のようなイメージをしていたのですが、ちょっと雰囲気が変わって来ましたので、アクションプランに繋がる中間目標を設定しようというようなことを今考えています。まだ、ここら辺は決まってないことがたくさんあります。
中間目標の一つは例えばこんなものです。先ほどの組合員から見える生協、全部検討中と書いてありますが、「見える生協」にするためには本当に細かい目標がいっぱい立てられると思いますが、それを全部書くのかなと悩みながら考えているところです。「生協職員が主体的、積極的に役割を推進すること」「組合員が運営に参加する場を広げること」例えば、学生委員がもっともっと運営に入り込むとか、そういうような話です。検討中なので少し変わって行くだろうと思っております。
「使える生協」に関しては、これは本当にもっともっと利用してもらうという話の中で、キャッシュレス化をどうするかという事は初めから出ていた話です。
それから、経営の安定の話で、供給高60億円、事業剰余率1.0%ですが、事業剰余率1.0%って凄く低いのではないかという話になるのですが、大学生協の場合は特殊な部分がございまして、一応これを確保出来ればなんとかなるだろうということです。供給高60億円は今検討中の部分です。
「育ち/育てる生協」の話もやっぱり、1つは人材育成のプログラムをきちんとしないといけないということがとっても大切だろうなということと同時に、もう1つは働き易い職場を作るという話が出てまいりますので、この2本立てで中間的な目標を作らないといけないだろうと思っております。
「1生協2制度の解消」の話も検討しなくてはいけない。
あと、目指すべき職員像なんて書いてありますが、これは行動基準です。人材の話が相当大切だろうというふうに話がまとまって来ていますので、こんな行動基準を作ろうねという話を現在している最中です。阪大生協からは以上です。
•パネリスト
大阪いずみ市民生協専務理事  勝山 暢夫 氏
コープ自然派ピュア大阪専務理事 鎌田 妙子 氏
豊中医療生協専務理事  山本 美彦 氏
大阪大学生協専務理事  原  幸輝 氏
•コーディネーター
大阪府生協連合会専務理事  藤井 克裕

『大阪大学生活協同組合 中期計画』

大阪大学生協 専務理事 原  幸輝 氏


大阪大学生協の原です。どうぞ、よろしくお願いします。さっそくですが、説明させていただきます。
私たちは地域生協の皆さんと違って職域が決まっておりますので、まず大阪大学がどんな大学かと言うと、2年前に外国語大学と統合しまして、今は11学部16の大学院があるという形になっております。学生数・教員数、非常勤の方も合わせると3万2、3千人がキャンパス人口という形です。国立で一番大きいのはやはり東大です。3万8千人程おります。阪大は合併したせいもありまして、京大を抜いてキャンパス人口だけは随分大きくなりました。予算規模は1,200億円で、研究費とかいろいろあるわけですが、その内生協が受注するのは10億円位、1%ですね。10億円位扱わせていただいているという形です。
では大阪大学生協はどんな生協かということですが、阪大生協は96年に総代会が再開されて、それから初めて生協運営が正常化されたということで、まだ非常に若い、そういう意味では成長過程にある生協かなというふうに思っています。今の供給高は50億円位でして、外大生協と一緒になってそれ位ということです。かっこで箕面と書いてあるのが旧外大生協の分に相当します。大学生協では、これもやっぱり一番大きいのは東大生協でして、供給高でいくと95億円位です。京大生協で70億円位です。単純に今の供給高をキャンパス人口で割りますと、一人年間25万円位使っていただいているという形になるかと思うのですが、阪大生協は20万円以下ということですので、もっともっと頑張らないといけないなという部分がいささかございます。組合員数は24,991人、職員数は363人(正規51人・定時312人)という状況でございます。
阪大生協は、先ほど言いましたようにまだ若いと言いますか、正常化して日が経っていないということもありまして、中期計画を作ったことがなかったのです。今回なぜ中期計画を作るのかというと、1つは、やっぱりこれは地域生協さんも同じ話だと思いますが、社会環境の変化です。とりわけ職域にあたります大学が2004年から独立行政法人化されましたので、非常に変わって来たということです。それから生協法の改正です。実は相当大学生協は影響を被っています。員外利用の関係とか、そういうもので、例えば今は入試の時期ですが、阪大に受験生が大勢来ます。自宅から来られる方はいいのですが、地方から来られる方は宿泊施設が当然いります。宿泊施設を斡旋していたのですが、受験生は組合員ではないねという話になって、扱えなくなってしまったのです。そんな話がいっぱいあります。それと外大生協と一緒になったという話ですね。これは阪大の特殊性になりますが、2つの事業運営システムということで、大阪外大生協の運営システムと旧阪大生協の運営システムは異なっておりました。それを一緒にすることが出来ないまま統合ということになってしまいました。それが今続いております。この辺りを何とかしないといけないという話があります。それと、もう1つは「営業休止を余儀なくされる耐震改修工事」ということで、これは小学校・中学校の耐震改修工事と同じで大学の施設も非常に古いものですから耐震改修工事が出てくるのですね。それで、これが出て来るとその年は赤字になってしまうのです。例えば単純に08年度は豊中キャンパスのメインの食堂が8か月間営業休止をくらってしまいました。それだけではなくて、コンビニ店風の食品店もなりかけました。ですから、これを少しでも計画的に見て、と言ってもなかなか耐震改修工事は予算がつかないと出来ないということがありますので非常に難しいのですが、ただ影響が大きいものですから何とかしないといけない。こんな辺りの事情でもって、やっぱり先を見通した計画をしないと大変なことになりそうだねということで始めました。
「中期事業計画」から「中期計画」へ、これは何のこっちゃとお思いになるかもしれませんが、中期計画というのは普通は経営計画とか事業計画だと思うのですが、大学の場合は学生が結構活動する組織活動というのがあるのです。事業活動があって、組織活動があって、ここら辺を踏まえたものが中期計画ということに基本的にはなります。でも、今回はもともと今後の見通しが大変だねというところから始まったものですから、事業部だけで事業計画を作ろうと思っていたのです。その話を理事会で報告しましたら、「それはやっぱりきちんと中期計画にしなさい。阪大生協のアイデンティティをきちんと見直すのにもいい時期ではないですか」というようなことで、それで中期計画の策定委員会を作りました。教員の理事さん2名・学生の理事さん2名・事務局を兼ねた生協の職員3名、少人数ですが、これだけで少し詰めて話をして行こうという形にしました。あとは先生方に随時3名ほどテーマに応じて参加していただきまして、5年後のあるべき姿を探りましょうという話にしました。「5年後の有るべき姿」とは何かと言いますと、これは地域生協の皆さんは何のことじゃと本当に思われるかもしれませんが、大学で中期計画を作りますと、「こうであったらいいね」という形のものが非常にたくさん出てくる傾向があるようです。でも、こうであったらいいよという話では成り立たない今の社会環境があるという認識をしていますので「こうでなくては生き残れないだろう」という、今日お話を聞いていましたら地域生協の皆さんにとったら極当り前の話だと思うのですが、そういうのを探りましょうという話で始めました。ですから、普通で行けば基本理念・基本方針、言葉でいけばミッションがあって、基本的な方向があって、アクションプランみたいな格好で決めて行くのでしょうが、そのミッションやビジョンを飛ばしてしまいまして、目標の辺りから、あるべき姿というところから探り始めたという、ちょっと変則的な、悩みながらやっているという状況です。
それで、ここまでは中間報告をしたのですが、6つ一応定めました。定めたのですが、これを見ると「なんや、ビジョンやんか」という話になってしまうのですが、なかなかあるべき姿を探ろうと思いながら、こういうビジョンの方に行ってしまったり、非常に苦労しているという状況なんですが、①組合員から見える生協 ②組合員をあるいは大学・大学の気持ちを読める生協 ③組合員が使える・使いやすい生協 ④組合員を支える・ふんばる生協、これは経営の安定が一番で投資が出来るだけの剰余がないとこれからはだめだねという内容のものです。 ⑤育ち/育てる生協、これは主語は組合員ではなくて、この場合は生協職員です。やっぱり生協職員が相当頑張らないといけない時期に来たねというような内容のものです。 ⑥1生協2制度の解消という形で、これは阪大生協の特殊性ですね。先ほどの外大生協との統合に際して、本来は1つにして行かなくてはいけないものが、運営システムを2つのままにしていますので、それは当然解消してないといけないだろうという内容のものです。
これは、スライドを眺めるだけで結構ですが、「見える生協」という意味は一応こんな内容のものです。組合員と情報共有していることや生協らしさがちゃんとみえる生協になってないといけないんだろうと、これはビジョンのように見えますが、考えてみますと阪大生協がこの10年、どちらかというと事業のことには目を向けていたのですが、先程のお話のように学生委員たちと一緒になって組織活動とかそういうものについて、いささか重点を置いていなかったというところがありまして、それをやらないとだめだよというような話になって来まして、これはビジョンと言えばビジョン、方向性と言えば方向性なんですが、今まで阪大がやって来なかったけれど、これはあるべき姿で極めて大切だよというような話になっているということです。それから「読める生協」というのは提案型の生協でなくてはいけないというお話です。それから「使える生協」これは、阪大生協は非常に遅れている部分がありまして、多くの大学生協では、結構カードでそれなりの対応がお店で利用する時に出来るのですが、そういう事が全然出来なくて「小銭をじゃらじゃら持って買いに行くのは勘弁してよ。とにかくカード1枚で何とかしてよ。」という切実な、これをやってなかったらだめだと、一番最初に決まった内容なんです。ところが、それを先ほどの「見える生協」みたいな、総力を発揮しないと到達できない生協と、それから、弱い部分だけ補強して頑張ればすぐに出来る、つまりカードの対応ですね。いろいろレベルの違うものが出てきたものですから、結局ひとつのこういうような「使える生協」「見える生協」「読める生協」という形の分かりやすい標語的なものにまとめたということです。「ふんばる生協」は経営の安定の話です。それから「育ち・育てる生協」は、結局は先ほどの「見える生協」とか「読める生協」とかそういう話は生協の職員が頑張らないといけないのであって、もちろん生協職員だけではありませんが。大学生協は一つ一つの会員生協の規模が小さいということもありまして、なかなか人材を上手く育てることが出来ていませんでした。それで、ちょっと頑張って育てようということです。「1生協2制度」は先ほどの特殊性の話です。
それから、実際にはアクションプランにつなげないといけませんので、「あるべき姿」ではアクションプランの最初の目標のようなイメージをしていたのですが、ちょっと雰囲気が変わって来ましたので、アクションプランに繋がる中間目標を設定しようというようなことを今考えています。まだ、ここら辺は決まってないことがたくさんあります。
中間目標の一つは例えばこんなものです。先ほどの組合員から見える生協、全部検討中と書いてありますが、「見える生協」にするためには本当に細かい目標がいっぱい立てられると思いますが、それを全部書くのかなと悩みながら考えているところです。「生協職員が主体的、積極的に役割を推進すること」「組合員が運営に参加する場を広げること」例えば、学生委員がもっともっと運営に入り込むとか、そういうような話です。検討中なので少し変わって行くだろうと思っております。
「使える生協」に関しては、これは本当にもっともっと利用してもらうという話の中で、キャッシュレス化をどうするかという事は初めから出ていた話です。
それから、経営の安定の話で、供給高60億円、事業剰余率1.0%ですが、事業剰余率1.0%って凄く低いのではないかという話になるのですが、大学生協の場合は特殊な部分がございまして、一応これを確保出来ればなんとかなるだろうということです。供給高60億円は今検討中の部分です。
「育ち/育てる生協」の話もやっぱり、1つは人材育成のプログラムをきちんとしないといけないということがとっても大切だろうなということと同時に、もう1つは働き易い職場を作るという話が出てまいりますので、この2本立てで中間的な目標を作らないといけないだろうと思っております。
「1生協2制度の解消」の話も検討しなくてはいけない。
あと、目指すべき職員像なんて書いてありますが、これは行動基準です。人材の話が相当大切だろうというふうに話がまとまって来ていますので、こんな行動基準を作ろうねという話を現在している最中です。阪大生協からは以上です。